デニムづくりHITOTOITO 其ノ弐

訓練用・技能検定基礎2級実技検定

デニムづくりat HITOTOITO其ノ壱からのつづき・・・

糸とおしを無事終了。あとは画像を見ながら場数を踏むだけです。ですが…

当然のことながら、ミシンを触ったことのない縫製初心者に次々と容赦ない試練が待ち構えております。

わかってはいましたが、現実というのは厳しいものです。神戸から来た時のウキウキ気分もここで終了です。

短かった・・・

最初のパニック

実際、お優しい先生方にこの線に沿って縫うんだよ。と教えて頂いたにも関わらず、最初のパニック!

何をどうしていいやら・・・なので『訓練用・技能検定基礎2級実技検定』という長々な早口言葉のような名称も

帰ってきて、懐かしく見ているときに改めて知った次第です。

この用紙を見て、カミカミになることこの上なしです(^^)

初縫い開始!!

周りの皆様を見ると、何食わぬ顔でどんどん作業を進めております。いや、そう見えるだけなのか??さらに焦る。

とりあえず仕方なしに?最初のペダルを恐る恐る踏むと勢いよく進むじゃないですか!

焦ると余計に踏む力が増します。2回目のパニック。

とりあえず、一旦気持ちを落ち着かせ集中です。

画像を見て頂くと確認できますが、最初の一本目の直線はかなりブレており焦りが直に伝わってまいりますね。

ムズイ!カーブ縫い

ですが、やっていくうちにどんどんと線上に沿って縫えている自分がいます。う、嬉しいです。まだまだゆっくりですが焦らず集中してフットペダルを踏む力も自然となっていきます(^^)

下部にいくとなにやらカーブがみえます。うわぁ~、マジか~と心中は焦りとパニックが交差します。

表情は悟られてはいけないので、ポーカーフェイスを決めこみ、大したことはないですよ感満載で先生に質問タイムです。

こんな質問してもいいのかな?と恐る恐るです。ですが、先生方、本当に優しく縫う際のコツを丁寧にご指導頂きました。嬉しくて感動です。この時点では初日の関係性ですので、失礼ながら当然ポーカーフェイスです。

焦りを悟られてはいけないという謎のルールを発動しております。人見知りあるあるですね(笑)

段々、面白くなってきた!

先生方の内容の濃い丁寧なご指導のもと、時間と共に集中力も続き軽やかに縫い始めます。

もう、気分は何処かの縫製工場の工場長さながらの勘違い心境です。

直線・カーブ・直角の切り返し等々・・・

最後には『もう他に紙はないの?』状態でした。勿論、心の中で顔面は安定のポーカーフェイスですよ(^^)

この時点で学んだこと

ミシンでの作業は、縫い始めと縫い終わりに「返し縫い」することが基本です。

丈夫な作品を作るために、必ず行わなければならない作業です。

返し縫いとは?

縫い始めと縫い終わりに、引き返して重ねて縫うことをいいます。

ミシンは手縫いと違って端を玉止めしません。返し縫いを行っていないと、生地を少し引っ張るだけで、端から糸がほどけてきてしまいます。

最初と最後は必ず返し縫いをします。

HOW TO 返し縫い

縫い始め

①縫いたいところのスタート地点に針を落とします。

②ミシンをスタートさせて、3~4針縫ったところで一度止めます。

③返し縫いのスイッチを押しながら、最初に針を落としたところまで3~4針戻します。

④改めてミシンをスタートさせて、縫い終わり位置まで縫い進めます。

縫い終わり

①縫い終わり位置まで縫ったら、一度止めます。

②返し縫いのスイッチを押ながら、3~4針戻ります。

③改めてミシンをスタートさせて、縫い終わり位置まで縫います。

懐かしく眺めていると、その後に授業で先生が教えて頂いている際に描いて頂いたイラストがありました。懐かしいです。お元気にされておられますでしょうか?

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